PROJECTS
エシカル消費の推進
プロジェクト概要
エシカル消費とは、地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動のことです。2015年9月に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の17のゴールのうち、特にゴール12に関連する取組です。このプロジェクトでは「エシカル消費」に関する神戸大学生の意識と行動に関する調査や啓発活動を実施しています。
エシカル消費の実証実験(2023年度実施)
神戸大学生活協同組合の協力の元、2023年6月から2024年1月にかけて「エシカル消費」に関する神戸大学生の意識と行動に関する調査を行いました。RSPO認証マーク(森林伐採から野生の動植物を守るために、管理された農園で作られたアブラヤシから製造した油を保障するマーク)がついているカルビーのポテトチップスを調査対象として設定し、大学生協の店頭と商品の近くにポスターを掲出し、大学生協の会員に意識の変化についてのアンケートを実施しました。
第1弾ポスター「森林を守ろう エシカル消費を始めよう」(レベル1)
第2弾ポスター「絶滅の危機を救え/無秩序な森林破壊を防ぐ」(レベル2)
エシカル消費への関心と行動は低レベルで、消費者である大学生の認識をエシカル消費が促進されているとはいえない結果でした。神戸大学生のSDGs意識調査(2022)の消費に関する意識と同等であり、現時点での意識としては、25%程度の学生しか持続可能な消費を意識して行動していないと考えられます。しかしながら25%は新製品の導入期におけるアーリーアダプターの域に入っていると考えられます。消費者のエシカル消費を促進する"とっかかり"(行動変容要因)を刺激すれば、大学生も身近な商品で社会の持続可能性を支援できることを理解し、行動の変容につながると考えられます。
調査の詳細はこちら
神戸大学環境サークル「えこふる」と協力(2024年度より)
2024年度より神戸大学環境サークル「えこふる」と協力して意識調査や啓発活動・企業訪問を行う事となりました。
※当キャンペーンは先着200名に達し次第終了します
第1回企業訪問としてサラヤ株式会社を訪問しました(2024年7月26日)