PROJECTS
環境DNAを用いた生物調査
プロジェクト概要
川の中、海の中など、水中の生物を観測するための新たな手法として環境DNA分析が注目されています。人間発達環境学研究科の源利文教授の研究室では、このような環境DNA分析技術の開発を行い、各所における調査を主導しており、例えば神戸市北区の小河地区において、レッドリスト掲載種のセトウチサンショウウオの生息地を発見するなどの成果を上げています。また、高校生たちと連携した環境DNA調査をなども実施しています。環境DNA調査では生物を傷つける心配がないため、希少種などの生物や生態系に負荷をかけることがありません。最近では、植物体に付着した陸上の動物の環境DNA分析手法などの開発も進んでいます。今後、このような調査を継続することで、生物や生態系の保全を通じた持続可能な社会の設計につながると考えられます。

植物体に付着した動物のDNAを採取する様子

神戸市内の高校生との共同調査の様子

河川の上流域における調査の様子

2023年3月24日の神戸SDGs奨励賞の受賞
神戸SDGs表彰
令和4年度神戸SDGs表彰リーフレット
プロジェクトリーダー 源 利文
人間発達環境学研究科人間環境学専攻 教授