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大学キャンパスのCO2排出量削減戦略の検討
大学キャンパスのCO2排出量削減戦略の検討
神戸大学キャンパスは神戸市内でも有数の大規模事業所であり、その観点からもCO2排出量削減の責任を負っているとともに、神戸市・兵庫県における環境対策活動のリーダーとしての役割を担う必要があります。本研究では、神戸大学の六甲台キャンパスの全建物を対象として、CO2排出量削減の具体的な戦略を策定するために、現状の設備機器の稼働実態調査、エネルギー消費量の分析に基づき、CO2排出量削減効果の予測を実施します。具体的な検討項目は以下の通りで、大学の施設部に協力を要請して図面調査、現地調査、エネルギー消費量調査を実施します。
- 大学建物の電力消費量の分析(先行研究として令和4年度に実施済み)
- 照明機器のLED化
- 建物屋上への太陽光発電設備の設置
- 空調機器の更新
- 空調機器のエネルギーマネジメント
- 実験機器の運用改善
既存建物における省エネルギー、省CO2の具体的な戦略策定は、市内の多くの事業所や建物における共通の課題であり、神戸大学での検討結果を公表することで、民間や公共の建築物等における戦略策定の参考になると考えています。
大学発アーバンイノベーション神戸 研究成果報告書
研究課題名:大学建物におけるCO2排出量削減戦略策定のための 削減効果の予測に関する研究
プロジェクトリーダー 竹林英樹
神戸大学大学院工学研究科建築学専攻 准教授
プロジェクトリーダー 吉田尚人
神戸大学 カーボンニュートラル推進本部 先端スマート技術研究開発センター 指導員
株式会社Acorn 代表取締役