取り組み事例

プライマリー・ヘルスケア・システムの改善に向けて

2018/10/30/Tue

   
 
島村 靖治(大学院国際協力研究科・教授)
 

一次医療施設における医療サービス利用率の向上を目指す

健康問題の背景には複雑な社会・経済的な要因が考えられるが、発展途上国における人々の健康な暮らしのためには医療施設、特にプライマリ・ヘルスケアに関する医療サービスの供給面の改善が差し迫った課題となっている。しかしながら、途上国の一次医療施設の現場における詳細なミクロデータを用いた研究は未だ限られおり、その実態については必ずしも明らかになっていない。こうした状況を踏まえ、本研究科での取り組みは、インドシナ半島の国々(ベトナム、ラオス、カンボジア)におけるプライマリ・ヘルスケアに関する医療サービスの供給面の課題の分析を独自に収集したデータを用いて遂行し、関連する政策的インプリケーションを引き出し、一次医療施設における医療サービス利用率の向上を目指している。

ベトナムの一次医療施設(1)

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ベトナムの一次医療施設(2)

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