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Kobe University Engineering Summer School 2023 で喜多室長がレクチャー実施

2023/07/03/Mon

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 629日から712日までの間、工学部・工学研究科による「Kobe University Engineering Summer School 2023」が開催されています。今年度のサマースクールには、工学部・工学研究科の海外協定校であるロイヤルメルボルン大学(オーストラリア)から20名、マヒドン大学(タイ)から2名の学生が参加しています。

 初日のイントロダクションでは、研究・社会共創・イノベーション担当副学長であるSDGs推進室・喜多室長が "SDGs to Transform Our World for Realizing Sustainable Life and Society" と題したキーノートレクチャーを行いました。SDGs推進室の取組みとして、2021年度から実施している神戸大学生のSDGs意識調査で明らかになった世界的な視点と国内目線からの社会課題の捉え方の違いや、留学生と日本人学生の課題認識の違いについて報告したほか、企業や自治体との連携によって展開しているさまざまなプロジェクトや持続可能な社会に向けた学生による提言活動などの取組みを紹介しました。

 後半は、喜多室長が専門とする太陽電池をはじめとする電気エネルギーについて、参加学生の出身国であるオーストラリアやタイを含めた発電電力源の国際比較や、ナイトタイムライツと世界の日照量の比較から電気を効率よく運ぶことの必要性が説かれました。高効率太陽電池の開発に関する世界最前線の話題のほか、カーボンニュートラルポート形成に向けた取組みがすすむ神戸港では、オーストラリアから輸送した液化水素による発電実証が行なわれていることもあり、参加学生は興味深く聴き入っていました。

Kobe University Engineering Summer School 2023を開催しました(神戸大学)

SDGsの目標