Z世代と神戸三宮の未来をデザインする。
「未来社会デザインとカーボンニュートラル」
共催:Re:Generation×神戸大学×IGES
実施協力:神戸市 都心三宮再整備課
Z世代と神戸三宮の未来をデザインするイベントを開催しました
2023年2月14日、神戸大学眺望館にて『未来社会デザインとカーボンニュートラル〜Z世代から神戸の都市を考える〜』が開催されました。
日々現場でまちづくりに取り組まれている「神戸市」、環境に関するシンクタンクである「IGES(公益社団法人 地球環境戦略研究機関)」、世代間をつないで未来社会デザインを推進する団体「Re:Generation」が連携して企画・実施を致しました。
イベントは、①IGES・神戸市によるレクチャーパートと、②「神戸三宮をカーボンニュートラルな街にする方法」をテーマに、IGES・神戸市の職員とZ世代が共に議論をする未来創造ワークショップの2部構成で実施されました。
レクチャーパート:未来創造のための知識を身につける
まず、①IGES・神戸市によるレクチャーパートでは、ワークショップに必要となる知識を身につけました。カーボンニュートラルやSDGsへの取り組みの必要性は高まりつつある一方で、体系的に学んだり、実践するのが難しい課題です。そのため、まずは専門家や現場の方々から学び、課題が何であるか、現状何に取り組まれているか、それでも感じる課題感は何かについて理解を深めました。
ワークショップパート:未来創造に世代・分野を超えて取り組む
また、②未来創造ワークショップでは、グループに分かれて、若者・IGES・神戸市の方々が共に「カーボンニュートラルな神戸のまちづくり」について議論しました。ホワイトボードや付箋を使用して、自由にアイデアを出し合いました。
各メンバーの役割を明確にして、それぞれの役割からリーダーシップを発揮して議論が進められました。また、これまでの社会の延長線上にならない様、あえて突飛で、前提を疑ったアイデアを出してみようという声もありました。
発表されたアイデア例
・路上ライブが聴きやすい環境を整備し、歩くだけで楽しくなるまちに
・カーボンニュートラルに取り組んでいる飲食店をセレクトしたイベントの開催
・神戸の山側に行って自然を体感できるプランの作成
・神戸の強い山風・海風を利用して発電をする
・カーボンニュートラル機運醸成のために、街の広場に二酸化炭素排出量に応じて色が変化するモニュメントを設置する
ディスカッションパート:アイデアの磨き込み
発表後は、神戸市・IGESの方々から、フィードバックをいただき、アイデアの磨き込みや、今後の展開方針についてのヒントをいただきました。普段聞くことができない若者・Z世代のアイデアを聞くことができ、その斬新さやユニークさに刺激を受けたとのことでした。政策や研究を進める際の若者の視点の大切さに気付かされたとのことでした。
SDGsを推進・達成するためには、世代間を超えた議論の場が必要不可欠です。議論の場を設けることで、機運醸成・実行の下地ができます。今後も世代間の連携の場を設けることで、学生活躍・未来社会デザインを推進して参ります。