ニュース

第1回 神戸大学ビジネスプランコンテストが開催されました

2023/01/22/Sun

20230122.jpeg2023年1月22日(日)、神戸大学百年記念館六甲ホールにて「第1回神戸大学ビジネスプランコンテスト」が開催されました。
持続可能な社会を実現するユニークな取り組みの提案と具体的な行動を目的とした「ソーシャル部門」では、喜多SDGs推進室長も審査員として参加しました。

コンテストの開催報告については、下記ページ・動画をご覧ください
【開催報告】第1回神戸大学ビジネスプランコンテスト(アントレプレナーシップセンター)
【アーカイブ動画】


今回、ソーシャル部門ではファイナリスト5組を含めた計17組のエントリーがありました。
エントリーのあったプランを以下にご紹介させていただきます。

★神戸大学第1回ビジネスプランコンテスト【ソーシャル部門】エントリー
 ※掲載の許可を頂いたプランのみ掲載しています※

チーム名・代表者 プラン概要
タクシーマッチング班
髙木裕太
経営学部4年
【タクシー相乗りマッチング事業】
私たちは神戸大学にバスで通っているが、バスが満員で乗れないことがあり、授業に遅れてしまう等の原体験がある。また、田舎では公共交通機関が発展しておらず、免許返納等の社会的な動きもあり、高齢者の移動手段が年々減っている。
タクシーに乗りたい人同士をマッチングさせることで、タクシーという新たな選択肢を提供することにより、そうした問題を解決できると考えている。
フードロス
髙橋祥吾
経営学部4年
【廃棄野菜スムージー】
普段野菜を食べず食事の栄養バランスが取れていない大学生の子どもを持つ保護者の、子どもの健康を心配してしまうという課題を、規格外野菜などの廃棄野菜を使った安価な野菜スムージ―をECサイトを使ったサブスクリプションで学生のもとに配達することで解決する。
チームどらえもん
佐藤新
経営学部4年
【TOMODACHIMATCH】
日本人・外国出身者が外国語を学びたい!異国の文化を学びたい!友達が欲しい!と思っても実際に行動となると何をしたらよいか分からないという課題を、アプリでのマッチングや掲載するツアーパック参加で交流を深め、友達を作ることで解決する。
クィア・ユニバーシティ
久保 明日香
国際文化学研究科・修士2年
【大学の中から社会課題を解決する現代版「学生自治会」プラットフォーム事業】
大学生が、自らの所属する大学に対して意見を集約して伝える機会がなく、多様性に富んだ大学を教職員とともに作っていく機会が阻害されているという課題に対して、各大学の学内課題に特化したプラットフォームとなるWEB サイトを通じて、意見を表出・集約する機会を提供することで解決するビジネスである。
学生を救う会
中尾 紗弥
国際人間科学部2年
【大学生とのマッチングによる受験生メンタルサポート事業】
周りに話せない軽い悩みやストレスを抱える受験生の、精神的ストレスにより勉強に悪影響が及ぶという課題を、アプリで自分の経験に合った大学生とマッチングさせ悩みを相談し精神的ストレスを軽減することで受験勉強に必要な環境をサポートする事業。
笑食母(えくぼ)
出口 茜絵
経営学部1年
【手料理を食べたい人と振る舞える人をつなぐ大学内マッチングサービス】
一人暮らしの大学生の、自炊が面倒だが外食や出前を多用すると食費がかさむという課題を、同じ大学の学生どうしで、手料理を自宅で提供できる人と食べたい人をアプリを通してマッチングするサービスを提供し解決するビジネスです。
藤川研究室
原田瑛伍
海事科学部3年
【職人、美術家を顧客と繋ぐプラットホーム「SHAKKEI」】
昨今、後継者不足等による職人や美術家の減少と伝統の衰退が問題視されており、コロナウイルス感染拡大により展示会や受注会の開催が激減したことで製作者と使用者との繋がりは更に薄くなりました。
この課題を解決するため、ホームページやSNSにより、技術・伝統を持つ製作者を飲食店、宿泊施設といった顧客と繋ぐプラットホームを提供します。
ゼミマッチ
岡森勇磨
経営学部3年
【ゼミ同士及び、ゼミと研究室のマッチングアプリ(ゼミマッチ)の開発】
学生としてゼミに参加する中で、ゼミの活動が閉鎖的で、活発ではないという風に感じた。それに加え、研究内容の中には、専門外の分野の知識も必要なことが多く、そのような知識を他のゼミから得たり、また提供する様な交流の場があればよいと思った。
総合的な分野の見識を必要とするゼミ生が、各専門分野の学生と意見交換が出来ないという課題を、異なるゼミ生同士をつなげるプラットフォームを提供することで解決するビジネスである。
チャリトザン
武田真人
法学部3年
【阪神電車新在家駅、阪急電鉄六甲駅、JR 六甲道駅と神戸大学各キャンパス間において学生の利用を想定した電動自転車のレンタル事業】
神戸大学各キャンパスと最寄り駅との往復に使用する電動自転車のレンタル事業です。
解決性の主体は学生と環境全般で、前者は主に通学に駅を使用する学生の身体的・時間的コストを削減する事を目的にしています。
後者はバスの利用を控える、充電施設に再エネを利用する等で持続可能性等の解決性があります。
クローバー
(代表者掲載なし)
【デジリア農業(digital×real agriculture)】
次世代の農業従事者(趣味等を含む)を増加させることを目的としたビジネスです。
今後市場が拡大するであろうNFT(非代替性トークン)を作成し、販売したアートを買ってくれた人に向けて農家さんに定期的に農業をサポートしてもらえる仕組みなどを提供します。その際、SNS 等を使用するため話題性となり、世の中に農業マインドを浸透させ、農業従事者の増加を促進します。
神戸大学環境会議
(代表者掲載なし)
【"SDGs"を就職や物品購入選択の指針とするための冊子作成】
学生が就職において志望する企業を選択したり商品を購入する際に環境に配慮している企業であるかどうか(SDGs目標No.7,8,9)、女性が働きやすいかどうか(SDGs 目標No.5)等を紹介して選択の参考としてもらうための冊子または電子ファイルを作成します。
入社してから環境に配慮していない、女性が働きにくいことに気付いて離職することを防止するとともに企業自体にも環境への配慮・女性が働きやすい職場を促す効果が望めます。

SDGsの目標