取組事例

様々な表現方法を用いた災害コミュニケーションの発展可能性に関する学際研究 ~安全安心を軸に~

  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 住み続けられるまちづくりを

アレキサンダー・ロニー(国際協力研究科・教授)

ウェルビーイング(安全・安心)を高めるには複数の声を聴く必要がある

社会システムイノベーションセンターにおける本研究は、被災者のウェルビーイング(とりわけ安心)を高めるための情報交換システムとして、表現(アート)を用いたコミュニケーションが効果的であること、専門的知識(医療・教育など)と経験的知識(被災体験など)の双方向の有機的な関わり合いが情報ネットワーク、ひいては社会システムをよりインクルーシブで柔軟にすることを実証的に明らかにし、社会的提言を行うためのものである。被災経験を語るとき、専門性や社会的地位の高い人にゆだねることが多く、そのほとんどは男性である。しかし、「安心」とはなにかを追及するのは、普段声を表に出さない・出せない人の体験を聞くことが必要であるため、女性自身の表現で自らの体験を表現することが重要である。様々な体験を持つ人がそれぞれの「安心」について語れる社会づくりは、ジェンダー平等の実現のみならず、より安全で住みや良いまちづくりへとつながると考え、その情報共有システムづくりを目指す。

東日本大震災の当時の「安心」について語る被災者(2019.1.13)
みんなが描いた「安心」を共有する